熊谷6人連続殺人事件 国賠訴訟でのご寄付の受付について

熊谷6人連続殺人事件
国賠訴訟でのご寄付の受付について~最高裁に判断を託す“防犯情報「提供」のあり方”~

 

埼玉県熊谷市で起きた連続殺人事件、熊谷6人殺害事件の遺族、加藤裕希の活動に、日頃からご理解ご声援、誠にありがとうございます。
心から御礼申し上げます。

当時の埼玉県警の周辺住民への情報提供・注意喚起のあり方を問う国賠訴訟は、残念ながら2023年6月27日、東京高裁でも、加藤の訴えを退ける判決が言い渡されました。
このため、最高裁判所に上告し、防犯対策情報の提供のあり方について、司法の判断を求めている次第です。
熊谷6人連続殺人事件の国賠訴訟継続のため、裁判費用向けのご寄付金を預からせていただく口座を開設いたしており、ここに謹んで、口座開設のご案内を申し上げます。

一口あたりの金額は定めておりません。
ご厚志につきましては、下記口座にて受け付けさせていただいております。

振込先

金融機関名 三井住友銀行
店番号218 麹町支店
口座番号(普)9471341
口座名義 弁護士髙橋正人国賠預り金口
(ベンゴシ タカハシマサト コクバイ アズカリキングチ)

  • お預かりしたご厚志につきましては、文書通信費・消耗品購入費・書籍等資料購入費・弁護士交通費・弁護士旅費宿泊費・録音反訳費・文書謄写料・文書作成費・鑑定書・意見書謝礼・弁護士費用など、本件裁判の遂行に向けた諸活動に限って充当させていただきます。
  • 寄付金預り金口座は、弁護士が管理し、寄付金の使途等についてチェックいたします。
  • お預かりしたご厚志の収支状況については、本件裁判の進行状況を踏まえつつ、費目等相当な範囲でご報告したいと考えております。
  • 報告は本ホームページや加藤裕希のブログ「熊谷市6人殺人事件遺族 加藤裕希 妻と娘2人と死別」で行います。
    https://profile.ameba.jp/ameba/4819yk

本件裁判は、最高裁判所に上告していますが、裁判終結時に残金のある場合は、全額犯罪被害者支援の団体に寄付させていただきます。

この場を借りまして、重ねて皆さまのご厚情に感謝を申し上げます。
改めて、寄付金の趣旨目的について十分理解し、賛同された上でご厚志を賜りますよう、ご留意ください。

また、寄付の返金に関するお申し出についてはお応えいたしかねますので、あしからずご了承ください。
なお、弁護団の代理人弁護士が所属する法律事務所に対するお問い合わせは、業務に支障が生じる恐れがあるので差し控えていただきたけますよう、ここに謹んでお願い申し上げます。

熊谷6人連続殺人事件国賠訴訟
原告弁護団

裁判の継続にあたって

まさかその日の朝まで一緒に過ごした家族3人の命が、一瞬のうちに奪われるとは思っていませんでした。

仕事を終えて帰宅すると、家族の中で生きているのは私1人だけでした。
眠れない日々を過ごし、葬儀を終えてひと段落したときに、熊谷署から犯人が逃げ出していたこと、他の民家に不法侵入していたことを初めて知り、驚きと同時に怒りがこみ上げてきました。
警察は地域住民に対し、もっと効率的な注意喚起をなぜ行ってくれなかったのか。
せめて「こういう人物が逃げている可能性がある」とお伝えしていただければ、私の家族も対応の仕様があったと思います。

重要なのはやはり現場です。
例えば防災無線で、あるいはパトカーで呼びかけられたら、住民たちはもっと身近な問題として受け取っていたのではないでしょうか。
警察が「思いつかなかった」だけで、私の家族3人を含む6人もの尊い命が奪われてしまったのです。

私の父は2年前、警察の対応には到底、納得できないと言い残し、この世を去りました。
美和子の母も、亡くなる2週間前に「どうして警察は守ってくれなかったんだろうか」と、病床で語っていた姿が忘れられません。

振り返れば、刑事裁判では一審で死刑判決が出たにもかかわらず、二審で無期懲役に減刑されました。
検察も控訴を断念し、日本の司法に裏切られたと感じました。
毎年命日がやって来ると、その当時の悔しさ、やり場のない怒りがぶり返してきます。
民事裁判でも一審は埼玉県警の主張を認め、わたしたち遺族はまたしても裏切られたような気持ちです。

このまま私たちの主張が受け入れられないのであれば、私は3人に対し、「お父さん頑張ったよ」と伝えることができません。
怖い思いをした3人の命を無駄にしないためにも、せめて私なりに頑張ったと胸を張って言える人生にしたいです。

このホームページをご覧になっていただき、ありがとうございます。
引き続き、裁判での闘い、どうか見守ってやってください。

加藤裕希

ホームページ開設にあたって

このホームページは、2015年9月埼玉県熊谷市で起きた連続殺人「熊谷6人殺害事件」で、妻と2人の娘の命を奪われた加藤裕希が、当時の埼玉県警の情報提供・注意喚起のあり方に問題があったとして、国賠訴訟を遂行しているのを受け、原告加藤裕希の支援ために開設しました。

埼玉県警は、最初の殺人事件「田﨑さん夫婦殺害事件」後、熊谷署から聴取中に逃走していたナカタ・ルデナ・バイロン・ジョナタン受刑者を「参考人」として全国に手配していました。
しかし、埼玉県警は、ジョナタン受刑者の逃走も含め、田﨑さん夫婦殺害事件が無差別殺人である可能性については公にしないまま連続殺人に至りました。
発生した事件が無差別殺人の可能性があり、周囲の住民として誰もが新たな犯罪を警戒しなくはならない場合、警察は相応の情報提供・注意喚起をしてほしいと私たちは考えます。
原告の加藤裕希だけの問題ではありません。
司法は国民の負託に応えるべく、国民が抱いて当然の期待に向き合い、然るべき指針を示していただきたいと思います。

これまで加藤裕希の活動は、多くのメディアに取り上げられてきました。
特集記事を列挙します。
よろしければ、ご覧ください。

デイリー新潮◆2023年9月16日

幼い2人の娘は“死”を理解する前に命を落とした…
「熊谷6人殺害事件」から8年、遺族男性がいまも法廷で戦い続ける理由

https://www.dailyshincho.jp/article/2023/09161103/?all=1

BS朝日 日曜スクープ◆2023年7月2日

熊谷6人殺害“遺族の訴え”またも棄却 最高裁に上告

https://www.bs-asahi.co.jp/sunday_scoop/interview/142/

デイリー新潮◆2022年9月16日

「熊谷6人殺害事件」から7年
妻子を喪った遺族が語る「生きる道を教えてほしい」
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/09160603/?all=1

読売新聞◆2022年4月12日

帰宅すると殺されていた妻と娘2人、今もその家に住む男性の思い...
2015年9月[あれから]<23>
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220409-OYT1T50224/

埼玉新聞◆2021年9月16日

<熊谷6人殺害>血が付いた妻子の服…悲惨さに夫が放心状態
事件から6年 警察にも落胆「無理がある」
https://www.saitama-np.co.jp/news/2021/09/16/08.html

BS朝日 日曜スクープ◆2021年5月2日

熊谷6人殺害「証拠品」返却
今なお訴え続ける理由
https://www.bs-
asahi.co.jp/sunday_scoop/interview/84/

街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜 YouTube ■2023年7月15日

熊谷6人連続○人事件/妻と娘二人が犠牲に…/○刑判決覆り無期懲役/加藤裕希

小川泰平の事件考察室 YouTube ■2022年4月18日

【熊谷事件】国家賠償請求事件 独占!インタビュー

加藤裕希が原告となって、埼玉県警の当時の対応を問う国賠訴訟は、冒頭で申し上げた通り、一審のさいたま地裁で2022年4月15日、控訴審の東京高裁でも2023年6月27日、訴えを退ける判決が言い渡されました。
加藤裕希は、最高裁判所に上告し、もう一度、司法の判断を求めています。

ジョナタン受刑者については、一審の裁判員裁判での死刑判決が控訴審で破棄され、しかも、検察が上告せず、すでに無期懲役が確定しました。
さらに、防犯対策情報「提供」のあり方を問う、この国賠訴訟も、これまで加藤裕希の訴えを受け入れません。
しかし、加藤裕希は、この国賠訴訟を最高裁に上告し、警察による情報提供のあり方について、改めて司法の判断を求めています。
ご支援ご協力のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。


本ホームページの開設に合わせ、情報提供フォームを設けます。
本件に関するお問い合わせにつきましては、下記の情報提供フォームからお願いいたします。

 

熊谷6人殺人事件国賠訴訟
原告支援者一同

お問い合わせ・情報提供について

「熊谷6人連続殺人事件国賠訴訟 寄付金預かり金口座」についてのお問い合わせは、下記のフォームにてお願いいたします。
原告の加藤裕希が寄付をしてくださった方に、メールではありますが感謝の気持ちをお伝えしたいと申し上げています。
差し支えなければ、こちらの情報提供フォームにメールアドレスをお知らせいただけると幸甚です。
ご返信に時間がかかるかもしれませんが、どうかご容赦ください。

当時の埼玉県警の対応に関する情報提供も、下記のフォームにて受け付けます。
情報をお持ちの方は、情報の概要及びご連絡先を記入していただき送信してくださいますようお願い申し上げます。
状況に応じて、弁護団の弁護士から情報を提供してくださった方へ折り返しご連絡を差し上げる場合がありますので、ご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

  • お預かりしたご厚志につきましては、文書通信費・消耗品購入費・書籍等資料購入費・弁護士交通費・弁護士旅費宿泊費・録音反訳費・文書謄写料・文書作成費・鑑定書・意見書謝礼・弁護士費用など、本件裁判の遂行に向けた諸活動に限って充当させていただきます。
  • 送信して頂いた情報につきましては秘密を厳守し、外部に漏らすことはありません。
  • あくまで、熊谷6人殺人事件国賠訴訟の遂行及びそのための調査に用いるものとし目的外には利用いたしません。
  • 提供いただいた情報に関する見解・調査経過・調査結果等についてのお問合せには回答を控えさせて頂きます。
  • 個別の民事紛争・事件等の処理のための仲裁・助言・あっせん・調査依頼・その他のご相談・お問合せ等には対応しておりません。あしからずご了承ください。
  • 弁護団各弁護士が所属する法律事務所への直接のお電話はお控えください。
  • お問い合わせの内容によっては、お返事いたしかねる場合もございます。重ねて、ご理解とご協力のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
本フォームは上記の注意事項に同意された場合のみご利用ください。

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